2022-01-01から1年間の記事一覧
「学習者中心の授業」と銘打つ「インストラクショナルデザイン」ではあるが、もともと授業というのは学習者が中心にいるものであり、それをことさらに言う必要はないように思う。 それよりも、重要なのは、学習者は自分一人では高度で複雑な学習に参画できる…
概要 幼児のことばの実態を、収集する必要性は高い。遊びの中で自然に身につけていることばを観察し、その善し悪しを吟味しつつ、効果的な関わりを進めていくことが幼児教育に携わるものには必要だからだ。 本書は、そういう意味では一昔前の子どものことば…
目次 第一章 「動機づけ研究」へのいざない 第二章 自律性と関係性から見た内発的動機づけ研究 第三章 自己と動機づけ 第四章 達成目標理論と最近の展開 第五章 自己制御学習 第六章 社会文化的アプローチ 第七章 動機づけ研究の臨床的展開 第八章 神経科学…
目次 序論 第一章 権力的かかわり 第二章 権威的かかわり 第三章 認知葛藤的かかわり 第四章 受容・呼応的かかわり 終章 概要 かつて、学校教育が社会学によって解体されたとき、学習者が潜在的に身につける身ごなしや考え方をヒドゥン・カリキュラムと呼び…
概要 本書は、「臨床教育学」に関する現在の議論や研究の成果が幅広く収められている。 京都大学を初めとする大学での取り組みを実例としてあげながら、その必要性と方向性を明らかにしている。「いじめ」や「不登校」といった顕在化した教育現場の諸問題か…
目次 第一章 学校という世界 第二章 子ども・少年少女・若者 第三章 社会の中の教育 第四章 国家の中の教育 第五章 学ぶこと・教えること 第六章 家族の変容 第七章 近代教育学の世界 第八章 新しい教育理論 第九章 現代の教育政策・教育実践 第十章 教育学…
目次 第一章 よい質問が人に行動させる 第二章 会話に必要なのは「よい話し方」ではなく「よい聞き方」だ 第三章 よい質問は5W1Hを使ってつくる 第四章 質問することで説得できる 第五章 質問することで自分の意見を主張できる 概要 コーチングについて…
目次 第一章 コーチの反省 第二章 コーチングの心理学 第三章 模倣・リラックス・イメージ 第四章 やる気の条件 第五章 コーチ雑感 概要 国語科を中心に活動を通して学ぶ学習を組織する傾向が高まっている。いうまでもなく、活動主義の授業を構想する場合に…
目次 第一章 学びを支えるファシリテーション 第二章 学ぶこと・教えることの仕組みを探る 第三章 学校教育ファシリテーションへのアプローチ 第四章 体験学習ファシリテーションへのアプローチ 第五章 教育ファシリテーションの応用と実際 概要 経験を通し…
目次 はじめに 第一部 図で考えるための図解表現 第一講 箇条書きを捨てて図解コミュニケーションの世界へ 第二講 マルと矢印だけで、全て図解できる 第三講 図解の基本は「大胆に、そして細心に」 第四講 タイトル、コメントは図解に不可欠 第五講 表現の工…
概要 アメリカの中学生に向けて書かれた読むことをメタ認知するための参考書である。こういった学習者向けの参考書が日本にもあればと思うが、ジャンルごとにその目的や方法が具体的な文章に即して言語化されているところが魅力的だ。中学生向けに書かれてい…
目次 第一章 メタ認知研究の背景と意義 第二章 学習におけるメタ認知と知能 第三章 知識の獲得・利用とメタ認知 第四章 学習方略とメタ認知 第五章 学習における動機付けとメタ認知 第六章 文章理解におけるメタ認知 第七章 数学的問題解決におけるメタ認知 …
目次 教育目標と評価基準を考える教育実践を導く評価の課題と展望ポートフォリオ評価を活用するために国語科の目標分析と授業づくり数学科の学習評価と確かな学力の育成問題解決学習のあり方と形成的評価単元通知票の意義と実践学校教育目標の構造化と評価の…
目次 序章 競争と試験の状況から第一章 試験の風景第二章 試験制度の成立第三章 試験制度の実際第四章 試験による淘汰と教育のひずみ第五章 仕掛けとしての試験第六章 中学校における競争と淘汰第七章 進学競争の世界終章 「試験の時代」と競争 概要 受験競…
目次 序章 自己評価機能と社会的行動の関係第一章 強化事象による自己関与の口述上の変化 第一節 自己評価に関する諸要因の検討 第二節 社会的相互作用における社会的強化の意味(1) 第三節 社会的相互作用における社会的強化の意味(2) 第四節 自己関与…
目次 第一章 言語テストの基本的な考え方第二章 言語テストの作成と実施第三章 古典的テスト理論による言語テストデータ分析第四章 項目応答理論における言語テストデータ分析第五章 TDAPによる計算結果の正確さ 概要 TOEFLがオンラインで試験を実施し…
目次 第一章 生きる力の育成と評価の課題第二章 絶対評価を中心とした指導要録の改訂第三章 問題解決評価観の展開第四章 評価の観点とルーブリックの作成第五章 単元指導計画の作成と評価計画の立案第六章 授業と絶対評価の展開 概要 近年、アメリカやイギリ…
目次 第一章 評価のパラダイムの転換第二章 評価と学習の関係第三章 テストのもたらす弊害第四章 妥当性と信頼性第五章 クライテリオン準拠評価第六章 パフォーマンス評価第七章 教師の評価と形成的評価第八章 倫理と公正第九章 教育評価の枠組み 概要 学力…
概要 本書は、思考のプロセスに関する日米比較を中心として、「書く」学習の基礎にある認識力や思考力の内実の違いをまとめた非常に面白い本である。 作文を書かせる際に、その内容をどう作らせるかという学習の組織には非常に苦慮するところであるが、どの…
概要 本書は、学習者の言語生活の実態を例にとりながら、国語学習における問題点を「内言」の深化という観点から解決しようとする試みを示したものである。 氏は本書を、西尾実の考えをに基づきながら、「問題と感じていることを言語生活創造の要因と考えて…
目次 第一部 授業をデザインする視点 第二部 授業のやる気を高める視点 第三部 授業の理解をうながす視点 第四部 授業を創りあげる視点 第五部 授業を捉える視点 第六部 授業を支える視点 概要 教育心理学の諸領域がいかに現場の教育に資するかという点にお…
目次 第一章 授業の暗黙の前提 第二章 生と世界 第三章 実存と生 第四章 人間関係のなかでの実存 第五章 授業の中の対話 第六章 真理と芸術 概要 昔、定番教材を扱う際の教師の潜在的意識の研究をしたことがある。学習者の反応や教材の理解が予測できるが故…
目次 第一編 教育学から見た質的授業研究 第一章 教育学からみた今日の授業研究の課題 第二章 エスノグラフィー法の意義と手続き 第三章 エスノグラフィー法による信頼性と妥当性 第四章 質的研究法と量的研究法を融合した授業研究 第五章 文化としての「指…
目次 第一章 序論 第二章 カリキュラムと授業の理解第三章 授業過程の理解第四章 国語の授業過程の理解第五章 算数・数学の授業過程の理解第六章 理科の授業過程の理解第七章 授業形態の理解第八章 授業と個人差の理解第九章 授業とテクノロジーの理解第十章…
目次 序章 「大村はま国語教室へ」 第一章 言葉・文化を学ぶことの価値観 第二章 大村はま国語教室の実践 第三章 教えるということ 第四章 中学校の教室から大学の教室へ 第五章 教えることの復権を目指して 概要 大村先生の御実践に触れる機会は少なくない…
目次 序章 ピアジェ理論の現代的意義 第一章 発達の相互作用説 第二章 認識の基本概念の形成 第三章 活動から思考へ 第四章 人間関係の中での発達 第五章 発達の個人差 むすび ピアジェ理論の今後の課題 概要 ピアジェの理論は現代の教育学研究を始め、心理…
目次 序章 文化-歴史的理論の概要と本書の構成 第一章 初期ヴィゴツキーの意識論の特徴 第二章 20世紀初頭の心理学の危機に対する分析 第三章 文化-歴史的理論の形成におけるケーラーの「類人猿の知能研究」の意義 第四章 言葉(記号)による媒介と子ど…
目次 序 問題の所在と関心第一部 自己の認識の諸相とその発達 第一章 自己の存在の発見 第二章 自己についての認識の成立と展開 第三章 自己についての評価・感情・信念第二部 自己の行動統制機能の諸相とその発達 第一章 行動における自己の働きへの関心 第…
目次 第一部 コミュニケーションを解剖する 1 コミュニケーションを生物学する 2 言語的コミュニケーションと思考様式 3 コミュニケーションを認知科学する 4 コミュニケーションを哲学する 5 動物はどのようにコミュニケーションをしているのか? 6 …
目次 第一章 非言語的パフォーマンスとは何か 第二章 非言語パフォーマンスはトレーニングで変わる 第三章 人間関係づくりにおける顔の表情トレーニングの実験 概要 コミュニケーション能力の育成が学校現場で強く求めているなかで、コミュニケーション能力…